こんにちは!あらいぐま(@araigumatarot)です🦝
今回は7月10日(土)に蟹座新月を迎えるにあたり、ホロスコープ+タロットカードを用いてリーディングしました!
2021年7月10日(土) 午前10時19分頃
男性星座 | 女性星座 |
4 | 6 |
活動宮 | 固定宮 | 柔軟宮 |
3 | 4 | 3 |
火 | 地 | 風 | 水 |
2 | 2 | 2 | 4 |
蟹座18度
結婚の儀式を遂行する司祭
乙女座27度
禿頭の男
牡牛座 | 天王星(14度) |
双子座 | 水星(27度:Mcとオーブ0の合) |
蟹座 | 太陽・月(18度=合) |
獅子座 | 火星(17度)・金星(15度) |
山羊座 | 冥王星R(25度) |
水瓶座 | 土星R(11度) |
魚座 | 木星R(1度)・海王星R(23度) |
今回の蟹座新月は18度で起こり、サビアンシンボルは「結婚の儀式を遂行する司祭」と何ともロマンチックで、かつ男女を表す火星と金星の配置が非常に近いということもあり、そういう点も非常にマッチしていると感じています。
このサビアンシンボルを見ると、婚礼衣装を身にまとった新郎新婦がパッと思い浮かぶ方も多いのではないかなと思いますが「結婚の儀式を遂行する司祭」なので、その新郎新婦を心から祝福する「司祭」に注目します。司祭はタロットカードの大アルカナに含まれ(私は「法皇」と呼びます)「信頼」「教育」「契約」などのキーワードがありますが、人を正しい道へ導くことのできる所謂「道しるべ」の様な人物を表します。高次元と繋がっており、信徒の魂を導く…なんて解釈する場合もあります。
前回の山羊座満月から「真心」がテーマになっている様に感じられますが、今回の新月も水星座の蟹座で起こりますので、引き続き「感情」にスポットライトが当たります。また今までの星回りですと「自分自身と向き合う」といったメッセージが頻繁に降りて来ましたが、今回は「私たちの周囲にいる人々へ向ける深い感情」について示唆して来ている様に感じます。「結婚の儀式を遂行する司祭」は新郎新婦へ愛の教えを伝え、永久の幸福を心から願います。今回の新月はまさにこの司祭の様に「真心をもって接しましょう。」という非常にストレートなメッセージを伝えて来ているのですが、簡単に出来る様で意外と意識し忘れていることでもあるのではないかなとも思います。
「世の中が混沌としている時こそ、互いの思いやりを大切に。」と言われた時は「そうだよね。大事だよね!」と思えても、1分後にはすっかり忘れている…という方もいらっしゃるかも知れませんが「悩みや葛藤が多い中でも、真心は忘れないでいたいよね。」、「かつそれを色んな人々と語り合ったり分かち合って行きたいね。」と真っ直ぐ伝えて来ている様に感じました。
私はまさに今学生レベルの拙い国語力を何とかフル活用してこの記事を書いている訳ですが、他にもYouTubeで自作の動画を公開させて頂いていたり、書家の端くれとしてマイペースに活動しています。今回ホロスコープからこのメッセージを受け取った時、非常に考えさせられました。最近はインフルエンサーと呼ばれる強い影響力を持つ方がが急速に増えYouTubeでもご活躍されている方も多い様に感じますが、他にもハンドメイド作家など自分の才能や技術・能力を活かしてご活躍されている方も数多くいらっしゃいますよね。「自分が好きなものを形にして発信する・誰かに届ける」ということが当たり前の様に行われていて、今までは危険だとされていた顔出しも抵抗する方が減っている様にも思います(私は抵抗がありますが(爆))。ただそういった作り手の中には「相手に喜んでもらえるだろう。」「誰かの力になりたい。」という熱い感情よりも、例えば「これなら売れるだろう。」とか「有名になれるだろう。」といった所謂「下心」が活力となってしまっているケースもあるのではないかと思います。
今回のホロスコープでは蟹座新月と「死と再生」の非常に強いエネルギーを放つ冥王星R山羊座が衝(オポジション)を形成しており、互いに「譲らない!」と緊張状態になっています。また冥王星同様に強いエネルギーを放つ木星・土星・海王星・冥王星(逆行中)が「他者・外側」を表す右側、そして「個人・内側」を表す下側(=つまり右下:「他人軸+個人活動」)に集まっていますので、もしかしたらこの記事をご覧くださっている方の中には私の様に自分の好きなことをインターネットを通じて何らかの形で発信されている方もいらっしゃるかも知れませんが、そういった日々の活動や(活動されていない方も)日頃のお仕事において、今回の新月のエネルギーの影響を受けて、今までの活動内容に基づいた結果がはっきりと見えるタイミングがあるかも知れません。
新月とアスペクトを形成している冥王星は「再評価」という意味もあることから、高評価・再評価を得られたり、逆に改善点がはっきり見えたり「周囲の人々から自分はこう思われている。」と気づかされるパターンもあると思います。Asc(アセンダンド)の乙女座のルーラー(守護星)である水星が、今回は社会を表すMcと合(コンジャンクション)していますので、もしかしたら誰かから掛けられた言葉に傷つくということもあるかも知れませんし、逆に良い意味で「えー!嬉しい!(そんな風に思っていてくれたなんて!)」と驚くこともあるかも知れません。しかしながら、それが「本来大切にすべきこと」に気付く・思い出させられるきっかけになる可能性もあるかと思います。先述の「下心」の様なものが原動力となってしまっている場合も「私はお金や知名度を上げるツールとしてではなくて『好き』で始めたことだったんだ。」などと「知らぬ間に奥深くに沈んでしまっていたその物事に対する愛情」にハッとさせられる様なことがあるかも知れませんね。新月と冥王星R、またその傍に滞在している木星R・土星R・海王星Rも含めて「真実を映し出す鏡」の様な役割を果たしている・・そんな配置となっています。やっぱり通信簿が送られてくる感じが山羊座満月から引き続いていますね。私にはどんな評価が届くのか・・YouTubeに関しては既に赤点確定ですが(笑)
前回の山羊座新月同様に今回のホロスコープにもTスクエア(はんぺん)が形成されています。前回は火星のみでしたが、今回は愛やお金などを表す金星も火星とぴったり重なり合っています。(火星と金星がオーブ0の合(コンジャンクション)になるのは、7月14日です。)山羊座満月のリーディングでお伝えさせて頂いた「水のエネルギー」のお話は次の水瓶座満月まで引き続き意識することが大切になって来ますが、注意事項ばかりではつまらないので「『風変りな趣向』が万人受けされる様になる…?何が『バズる』かなんて分からんのだ!」と題しまして、ちょっとわくわくする様なお話をしていきたいと思います。
まずこのTスクエアの配置を見ますと、火星と金星が獅子座11ハウス、そして天王星が牡牛座8ハウス、土星は水瓶座5ハウスとなっていて、火星・金星と土星がお互いに譲り合わず綱引きしている様な状態になっています。火星は自動車で言えば「アクセル」または男性を表す天体で、金星は「愛」「お金」「趣味・娯楽」または女性を表す天体もあります。一方で土星は自動車で言えば「ブレーキ」を表し、規律や伝統などのキーワードが含まれ「生徒指導の先生」の様なキャラクターがぴったりな天体ですが、それらの天体が緊張状態にあります。土星が滞在している5ハウスは「恋愛」「自己表現」「趣味・娯楽」などのキーワードが含まれ、獅子座で火星に寄り添っている金星と非常にマッチしているところがあります。その火星と金星が滞在している11ハウスは5ハウスの象意に対し「交友関係」や「コミュニティ」などのキーワードが含まれ、5ハウスが「何かの 物事や誰かに自分の愛情を注ぐ」という意味に対し、11ハウスは「誰かから愛情を受け取る」という意味が含まれます。
これらの天体の配置から、簡単に言ってしまうと「『自分が純粋に好きなもの・趣味・特技』が広く知れ渡る・認知される・誰かの力になれる。」ということが伝わって来るのですが、火星・金星の反対側にいる土星が不調和の位置関係となる為「今までの生活を変えたくない。」、「周囲の人の自分への印象が大きく変わってしまうかも知れない。」、「ドン引きされてしまうかも知れない。」、「妬まれるかも知れない。」などと激しく抵抗します。要するに、自分の個性や持ち味を生かせるチャンスが訪れたとしても、土星のエネルギーが横やりを入れて来るということなのですが、ここで悪い事ばかり想像するのをやめて「周囲の人にどう思われようが関係ない!」くらいに思い切りスタートを切れると、予想外の成果や反応を得られる可能性があると言えます。以前私がラジオでお話した森高ネタとちょっと似通っているところがありますが「思い切って扉を開けたら、素敵な景色が広がっていた。」なんてこともありそうなんですね。相変わらず例えが微妙ですが
料理が大好きで、本当はホームパーティを開いて友達を招きたい。
だけど、自分の料理の味が口に合うかが分からない。
あとから「美味しくなかった。」と影でひそひそ言われるかも知れない。
それが自分の耳に入って来るかも知れない。
もしそんなことがあったら、今まで通り明るく振舞えなくなるかも知れない。
こんなこともあり得るなぁ~
と思える配置なのです。但し互いの天体が不調和の関係なので、行動する勇気が非常に大切になります。
今回は「料理」を例に挙げましたが「他人からはウケないだろうなぁ。」と感じているコアな趣味や特技などがすんなり受け入れてもらえるということもあり得ると思います。「自分のマニアックな趣味の写真を解説付きでSNSにアップしたら、10万いいね!をゲット!!」とかそんな感じで、良い意味で期待や予想される内容とは相反する結果を得られるかも知れません。何てったって天王星が絡んでいますからドラクエ風に言えば「パルプンテ」なんですよ。「相手のウケ」を気にする前に動いてみた方が良いのかも知れませんね。矩(スクエア)って悪い印象がありますが(古典占星術だと凶角ですが)実体験込みで努力次第では強力な味方になってくれることもあると捉えているところがあります。私なんぞ生まれつきグランド・クロス持ちですから、今までの人生を振り返れば非常にしんどい場面に遭遇することも多かったのですが、それなりに努力すれば応えてくれる人もいるということも経験しています。なので、Tスクエアも一歩踏み出すことも怖がらないで!